リストにないアレルゲンコンポーネント等のELISA法、2-Dimmunoblottingなどを用いた解析が可能です。
どの解析手法が適しているかわからない場合は解析デザインを提案します。
(ご依頼フォームよりご相談ください)
オーダーメイド解析の
代表的な手法
ELISA法(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)
リストにないアレルゲンコンポーネントや試薬の評価
評価対象となるアレルゲンコンポーネントや試薬の固相化濃度、血清濃度、二次抗体濃度など、至適条件を検討します。 *当社の過去の経験から推定され、簡易実験後に決定されます。
- ① 評価対象のアレルゲンコンポーネントをプレートに固相化します。
- ② 血清を添加し、アレルゲンコンポーネントとIgE抗体を結合します。
- ③ HRP(西洋ワサビペルオキシダーゼ)などの酵素標識の抗IgE抗体をアレルゲンコンポーネント上のIgE抗体と結合させます。
- ④ 酵素の基質を添加し、発色後の吸光度を測定します。
- ⑤ 健常コントロール(3例以上が望ましい)で得られた値と比較して結果を判定します。
※IgE抗体量への換算はオプションです。
ミニゲル二次元電気泳動と免疫ブロットの組み合わせ(2-D immunoblotting)
粗抗原中のアレルゲンコンポーネント探索
- ① 被疑物質からタンパク質を抽出します。
- ② 二次元電気泳動(2D-PAGE)でタンパク質を分離します。1)等電点の違いによる分離(等電点電気泳動;X方向)、2)分子量の違いによる分離(SDSーPAGE;Y方向)。
- ③ タンパク質をメンブレンに転写します。
- ④ 血清をかけてIgE抗体を結合させたのち、HRP標識の抗IgE抗体を添加します。
- ⑤ HRPの基質を添加すると、タンパク質に結合したIgE抗体の部分から化学発光物質や化学蛍光物質が生成されます。
- ⑥ CCDカメラや蛍光スキャナーで発光、蛍光を測定します。
- ⑦ 健常コントロールと比較して、特異的な反応が検出されたタンパク質があるかどうかを確認します。
※当社では、分解能の高いミニゲルでの解析が可能ですので、一般的な2-D immunoblotting と比べて必要な血清量が少ないこと、多検体での比較解析が容易であることなどがメリットとなります。
- 二次抗体に抗IgG抗体を用いることで特異的IgG抗体の検出も可能です。
- 質量分析によるタンパク質同定も可能です。
- 阻害実験などの特殊な実験についてもご相談ください。
- ご依頼の内容に合わせて解析デザインを設計し、お見積りとともにご提示いたします。まずはお気軽に「ご依頼フォーム」よりご相談ください。